Woman's Career

リスク管理部 後藤 香 KAORI GOTO

1994年入社 お茶の水女子大学生活科学部卒

女性社員として、数々の社内初をつくってきた

会社選びの基準は「長く働き続けられること」。その条件に合致したのが当社だった。入社6年目に結婚、一般職から総合職に転換は初めてのケース。その後出産し、産後復職した社員の第1号になるなど、数々の社内初をつくってきた。入社12年目にコンプライアンス部に異動。現在は、リスク管理部で女性初の部長として活躍している。

 

 

~ Career ~

一般職から総合職への転換と、結婚・出産という二つの転機を経て

 

私にとって、会社選びのポイントとなったのは、公共性の高い仕事であることと、長く働き続けられることでした。特に後者が重要で、例えば毎日の通勤が便利なことや地方転勤がないことなどが希望でした。将来家庭を持つことも想定し、結婚相手の状況次第では、連日夜遅くまで働くのも難しいと思っていました。このような視点での就職活動をしていたので公務員を志望し、試験にも合格していましたが、最終的には勤務条件の点でより魅力的だった当社を選びました。

 

一般職として入社後、経営企画部に配属されました。外務員資格試験の勉強や、監督官庁である大蔵省(現金融庁)への提出資料やプレスリリース、ディスクロージャー誌の作成を通じて仕事を覚えていきました。証券アナリスト資格は入社5年目に取得しました。女性社員の証券アナリスト資格取得は当社では初めてで、上司がとても喜んでくれたのが印象的でした。経営企画部での最初の5年間は、一生懸命学び、業務の基礎知識・能力をつける期間だったと思います。
仕事は言われたことをきちんと遂行することに一生懸命で、終わらないときは残業もしました。同時に証券アナリストの資格取得のため学校に通ったり、友人と業務後に食事に行ったりして楽しく過ごす時間もありました。

 

入社6年目、総合職への転換制度が導入され、一般職から総合職への転換1期生となったことが、仕事に対する向き合い方の最初の転機になりました。転換した理由は、経営企画部で任される仕事の量が増え、また質も高くなり、定型的な業務だけではなくなってきたこと、せっかく証券アナリスト資格も取得したのだからチャレンジしようと思ったことです。総合職に転換したことによって仕事の中身や責任、求められる姿勢が変わりました。例えば、会議に関する業務では、一般職だった頃は上司の指示を受けて資料作成の補助をしていましたが、総合職になると資料を作成し、さらに相手に理解してもらえるよう説明や交渉をすることが求められるようになりました。
総合職に転換すると、直属の上司だけでなく、他部署の部長や役員が声をかけてくれたり、仕事についての心構えを教えてくれたりしました。失敗をカバーしてもらった一方、「もっと視野を広く」「ちゃんとできて当然と思われるよ」と厳しいこともたくさん言われました。当時は反発する気持ちもありましたが、今考えると言われた言葉一つひとつが断然正しいということがわかります。人に注意することは案外難しいもので、言わないでいる方が簡単なところ、よくぞ指摘してくださったと感謝しています。このような社風も少人数の会社ならではの長所なのだと思います。

 

次の転機は2年後に出産し復職したことです。もともと長く勤めることを想定していたので、出産後も働くつもりでした。それまで女性社員は結婚や出産を機に退職するのが常でしたので、出産後仕事を続ける女性社員として、ここでも初めての例になりました。会社も制度面を整備するなどバックアップしてくれました。私が産後に復職したことを聞き、それなら自分もと考える人が現れたという話を耳にし、きっかけがつくれたことを嬉しく思いました。 出産前は、仕事で疲れて帰っても家でのんびりできましたが、出産後は家事に「育児」が加わり、のんびりする時間はなくなりました。時間は限られているので、どうやって効率を上げるのか、時間について強く意識をするようになりました。

 

 

~ Work Style ~

子どもができて、働き方は変わったか?

 

私自身の働き方自体は、出産前後で大きくは変わっていません。子どもができたことでキャリアが中断するということもありませんでした。その時、総合職として働いていたので、働き方を変えるつもりがなかったのだと思います。また、当時は周囲に似たような働き方をしている女性がいなかったので、もしかしたら周りを見渡す余裕もなかったのかもしれません。通常は保育園に預けていましたが、どうしても間に合わないときは家族に頼んだり、ベビーシッターを利用したりしました。社内では誰も「母だから、女性だから」という言い方はしませんし、私も仕事とプライベートは別だと思っていたので、社会人として仕事をおろそかにしたくはないと思っていました。
仕事面では、入社12年目に経営企画部からコンプライアンス部に異動し、システム関連の仕事を経て、現在はリスク管理業務に携わっています。仕事内容が変わることで視野が広がり、社内外の人との繋がりも広がりました。

 

 

~ Work-life balance ~

ワークライフバランスは?

 

仕事と家庭のバランスについて、働き方は変わりませんが、子どもを持つようになり仕事以外の時間が変わりました。また、常に切り替えを意識するようになりました。仕事のときは仕事に集中、帰宅したら家事や家族との時間に集中するようにしています。平日は忙しいので、休日は家族や友人とのんびり過ごす時間に当て、旅行をしたり、映画を見たり、会社で入っている読書部で買った話題の本を読んだりしています。

 

 

~ Challenge ~

これからチャレンジしてみたいこと

 

振返ると、数多くの上司や同僚に助けてもらって成長できたと思うことが多くありました。私もまた誰かにとっては同僚であり先輩でもあるので、仕事の知識だけでなく、もっと幅広に自分の間口を広げ、多くのことを手助けできるようになることが自分の課題であり、チャレンジだと思っています。今の自分の果たせる役割が何かを考え、明るく元気に仕事をしたいと思います。

 

 

~ Advice ~

女性の視点から、会社選びについてのアドバイス

 

業種や業態も大切な要素だと思いますが、将来どのように暮らしたいかということも大切な要素だと思います。もちろん、入社後に考え方や環境が変わるかもしれませんが、それは今は誰にもわからないこと。私のように地方転勤がない会社を希望する人もいれば、自分自身の転勤が楽しいという友人もいますし、時間の制約なしにしたいことをするという友人もいます。考え方は人それぞれで正解はないので、自分でじっくり考えてほしいと思います。

 

 

 

 

 

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