「日本相互証券」という社名から一般の証券会社をイメージされる方が多いと思いますが、当社は債券取引に特化したマーケット運営を行う、いわゆる金融インフラというカテゴリーに属する会社です。一般の金融機関とは異なる、その主だった特徴をご紹介しましょう。

 

 

DIGEST 01

債券流通市場における中核的役割

 

当社は、1973年、大蔵省(当時)の諮問機関である証券取引審議会の答申に基づき、債券流通市場の整備を図るため、国内大手証券を中心とした約90社の共同出資により誕生しました。国債を中心とする債券取引に特化しており、債券流通市場のなかで中核的役割を担う金融インフラとして位置づけられています。
生命保険会社・損害保険会社・年金基金等機関投資家の取引が、証券会社等の店頭を中心に行われる一方で、当社のマーケットは証券会社や銀行のディーラーのみが参加する「業者間市場」であることが大きな特徴です。

 

 

 

 

 

DIGEST 02

取引規模は株式市場の約3倍

 

意外と知られていないのが債券市場の取引規模。2018年の年間売買高で見ると、株式の約796兆円に対し、債券は約2,276兆円とその差は約3倍となっており(※)、債券市場が非常にスケールの大きなマーケットであることが分かります。またマーケットで取引される債券のうち9割以上を国債が占めています。
※出所:日本証券業協会・東京証券取引所

 

 

 

 

 

DIGEST 03

BB Super TradeとBB国債価格

 

現在、当社における国債の取引は、主としてシステムを通じ、電子的に行われています。そこでインフラとしての機能を果たしているのが、当社開発の債券電子取引システムである「BB Super Trade」。当社のトレーダーが取引を執行する際に使用するだけでなく、各顧客のディーリングルームにも取引端末が設置されており、ディーラーが直接操作することができます。また、当社は毎営業日午後4時に、「BB国債価格」と呼ばれる国債全銘柄の価格を算出しており、この価格が実質的な日本国債の基準金利として、マーケットで幅広く利用されています。

 

 

 

 

 

DIGEST 04

入社1年目からトレーダーデビュー

 

担当するディーラーからの売買注文を仲介し、約定へつなげるのが債券トレーダーの役割です。当社では入社後約半年間、金融知識やトレードの実務についてしっかり学び、入社1年目から債券トレーダーとしてマーケットの最前線で活躍することも可能です。
当社のトレーダーにとって、大事なのは担当顧客とのリレーションです。ディーラーとの日々のコミュニケーションからポジション状況や相場に対する見方等の売買ニーズを読み取り、適切な売買機会を提供することで、数億から時には数百億といった大きな取引に結びつけていきます。

 

 

 

 

 

DIGEST 05

少数精鋭

 

例えば企画部門では、少人数のスタッフでマーケット運営に係る企画・立案等を行い、債券仲介業社としての基盤を強固なものとしています。
その少数精鋭を支えているのが教育体制です。トレーディング部門とシステム部門を例に取ると、まず新人には先輩社員がインストラクターとして付き、実務を通じて指導にあたります。債券マーケット全体の知識を身に付けるため、若手社員主体の勉強会も盛んに行われています。また業務の垣根を越えて、各自の興味ある外部資格取得をサポートするなど、充実した研修制度で、一人ひとりのスキルアップを支援しています。

 

 

 

 

DIGEST 06

スペシャルなプロフェッショナルへ

 

当社は少数精鋭でありながら社会的影響の大きな企業です。そのため、若手であってもプロフェッショナルとして活躍することが求められます。トレーダーは1年目から担当顧客を持ち、責任のあるトレードを行うことが求められますし、システム部では、開発を主導するプロジェクトマネージャーや、取引システムの稼働状況分析といった担当分野で若手社員が日々活躍しており、各々が専門性の高いスタッフとして成長していきます。
そして当社には、若手社員から幹部社員まで日常的に自由なディスカッションが行われ、良いアイデアであれば若手の意見でも尊重され、業務に反映されていく社風があります。そのため、多くの社員が常に情報収集や資格取得に取り組んでいます。高い専門性を持ち、マーケットの最前線で活躍したい方は是非一度当社の門をたたいてください。