「BB国債価格(引値)算出方針(物価連動国債)」の改定について

 

 当社は2018年10月以来、「BB国債価格(引値)算出方針」(以下「算出方針」という。)に基づき、BB国債価格(引値)(以下「引値」という。)を算出、発表しております。このたび、物価連動国債の算出方針につき、以下のとおり改定を行いますので、ご案内申し上げます。

 

1.改定内容

 物価連動国債につき、以下の改定を行います。(詳細は、別紙をご参照ください。)

 ① 出来値の無い銘柄のBEI参照の仕組み変更

 ② グループ分けの導入によるBEI参照の仕組み変更

 ③ 新発債入札当日に出来値が無い場合の取り扱いについて記載を追加

 ④ 算出した価格の前日比が周辺銘柄と乖離した場合の取り扱いについて記載を変更

 

2.改定理由と影響

 今般の改定は、現行の算出方法の「出来値の無い銘柄について、気配の有無でBEIの取り扱い方法が異なる点が分かりにくい」、とのご意見を踏まえ、より統一的で分かりやすい仕組みとすることを目的としています。

 ①の変更により、「出来値無し・気配あり」銘柄のBEIが前日比変わらずとなる仕組みが廃止されます。

 ②の変更により、「残存期間の短い」銘柄のBEI変化が「残存期間の長い」銘柄の引値に対し影響を与えない仕組みとなります。

 なお、③はこれまで記載のなかった入札日の取り扱いについて補足し、④は①②の導入に伴い取り扱いを変更するものです。

 

3.改定の実施予定日

 2022年夏頃を予定(システム対応完了後)

 詳細につきましては、改めてお知らせいたします。